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金持ち薪オジイサンと貧乏薪オジサン

私が、田舎に来た時、田舎でできる商売を何十個もエクセルのファイルにリストアップした。
もう10年弱前の話だ。その時、自分は都会にいたころやっていた仕事が斜陽になっていて焦っていたのだ。
正直、行政書士や宅建を取ろうかとか、近所のガソリンスタンドのバイトに雇ってもらおうかと思っていたぐらいだ。

その年の暮れにリストアップした項目のうちで、もっとも自分に合っている仕事を、正月に4日間かけて集中して行ってみた。
その仕事で食えることに気づくまであと3か月かかったが、結果としてそれは立派な本業になった。

今でも、散歩をしながら、ミニビジネスのアイデアを思いつき、それを副業のように行って結果を得ることは田舎暮らしの自分の最大の楽しみの一つである。自分でいうのもなんだが「副業アドバイザー」なんて名乗れるんじゃないかというぐらい、しょうもないミニビジネスを思いつく才能があると思っている。

たいしたものではないが、自分で社会のニッチでマニア向けなニーズを掘り出し、そこへ提供するものを創造する仕事を自由自在に作り出せる。
辺鄙な辺境の田舎の山荘でのんびり暮らしながらそれを行える。これほど楽しいことはない。




ところで、私が薪を定期的に買うことにした薪オジイサン。かなりのキレ者だ。
水道もない山奥に山小屋を建ててポツンと住んでいるが、その山から最大限の糧を引き出して暮らしている。
辺鄙すぎて誰も来ない山林に無尽蔵にある倒木や伐採林から薪を作り出し、それをネットを通じて売る。
買い手はその辺鄙な場所まで薪を取りに来てくれる。

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農業・漁業のように不作不漁とか関係ない。薪ストーバーのニーズがあるかぎり、乾燥して出来上がった薪は一定程度の価値を持つ。
一見質素な山暮らしをしているこの老人は、半永久的に配当を受け取れる不労所得を得た資本家のようなものなのだ。

これは、土地が誰の持ち物かはっきり決まっている別荘地ではなく、だれも来ない水道もない辺鄙な山林を山暮らしの場として選んだからこそ得られた特権なのだ。

体力が続く限り、無から生じたものを価値あるものに変え続けられる。まるで金貨の湧き出す魔法の井戸の傍に住んでいるようなものだろう。実際、燃やすと熱エネルギーに変わる薪は、金貨と同様に大昔から価値が変わらないものの一つである。

「趣味はそれが市場価値を持った時に面白さが最大になる。」

好きな山暮らしを通じて魔法の井戸を発見したこのオジイサンは毎日が楽しくてたまらないに違いにない。しかも、薪販売を通じて、自分よりも若い世代の人々と交流できる。

私がなによりもこの薪オジイサンを評価する点は、孤独・孤高を恐れない気高さ・強さを持っているからだ。その背景には自分が社会から必要とされているという確固たる自信があるのだろう。薪オジイサンの薪が市場価値を持つということは、薪オジイサンがいまだ社会から必要とされている事の証だ。このことは、薪オジイサンに想像以上の生きがい・自信を与えているに違いない。

自分も、ミニビジネスを生み出す趣味を続けることによって、こんな楽しみを持った老人を目指そう。
単に薪を消費して燃やして暇をつぶすだけで、社会にも必要とされず、同じようなレベル同志で群れたり井戸端会議して悪口をいいあって自己満足に陥ってるだけの、心も生き方も貧相な暇人(貧乏薪オジサン)にはなりたくない。

コメント

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No title

思わず、うんうん そうだそうだと言いながら記事を読んでしまいました^^
起業する心。大切ですね♪

Re: No title

mimihaさんも地方に在住しながら、
知恵をめぐらせて暮らしていそうですね。

情報で溢れた都会にいないぶん、
閃きが起きやすくなってる気もします。

直感・アイデアが回り始めると、
脳から泉が湧き出してくるようで楽しいですし、
それが成果になるとスロットマシーンの
目が揃ったような快楽があります!