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アンティークレンガの庭の春

アンティークレンガの庭の春。

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犬たちは、この庭を気に入っており、一日の大半は庭でまどろんで過ごす。
ロングヘアードワイマラナーの雌のクララは、スロープにボールを自分で転がして一人遊びを繰り返している。

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ワイマラナーオスのバンビは、何よりも日向ぼっこが大好き。

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ミニトマトを食べきれないほど大量にという妻の要望に応えて、トマト用のプランターを新規増設しまくり。
実は南側の庭にも例年にない規模の野菜プランターを運用している。
袋に土を入れてジャガイモつくりにも挑戦。

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 室内では、今年に入ってから、ようやく10巻ある帆船時代の海軍小説ホーンブロワー・シリーズの読書に取り掛かっている。
 司馬遼太郎の「坂の上の雲」の原型にもなった小説だが、やはり本家本元は、西洋猿マネの優等生感が鼻につく「坂の上の雲」のエリート目線の戦争描写の嫌な感じはまったくなく、素晴らしいの一言だ。
 ホーンブロワー・シリーズを開くと、上質なものに触れるすばらしい時間を過ごせる。

 イギリスの国民文学と言われるこの小説は、チャーチルも傍らに置いておいたほど、"紳士たるものかくあるべき"という、英国が世界を魅了した時代のジェントルマンの概念を描き切った作品である。

 主人公の海軍士官候補生のホーンブロワーは、ひょろっとしており、気弱そうで無口、周囲の誰もが海軍では使い物にならないと思うような外観の青年。だが、彼は自分固有の本能や性質に依存して漫然と生きるのではなく、一流のジェントルマン(支配階級)、一流の艦長ならこういう行動をとるはずという理想像をつねに描いて、つねに自分を律しながら海軍の階段を上がってゆく。それはけして生易しいものではなく、運やコネにも左右されるし、常軌を逸した上官を事実上抹殺するような犯罪的な手段にも関わる事も時には必要となる。

 花形の大英帝国の士官でも海に出て海軍の配給で自分の腹を満たすことでなんとか家族が養えかつかつで生活できる時代・・・昇進の階段を上るのは至難の業で、士官候補生が士官になれないまま月日を重ね中年、老年になり、大半が敗残の人生に埋もれていく。

 多数の中から這い上がるには真面目さだけでは無理である。献身的姿勢と、全財産をはたいて賭けに身を投じ続ける大胆さ。その両方が必要なのだ。

 家庭人としてのホーンブロワーもつねにジェントルマンたろうとする。妻を幸福にしなければならないという義務感を軸にすべての家庭での行動を律する。個人の感情の揺れ動きで行動に迷いが生じるようなことをいっさいしない。

 多くの戦争で要所要所にいて、「この男がいないと軍がなりたたない」と言われたような、兵士たちの尊敬を集めるような軍人・職業人がいかにして生まれるか。それがこの小説の本質だ。
 実際、この種の人間は身近にもいる。たとえば、犬たちの獣医さん(ハリネズミ先生)だ。この種の人々を自分は心から尊敬する。
 その片鱗でも自分のものにしたい。

 これを読んでいて、適菜収がバカになりたくなければ古典を読めというのは、まさにこういう事なのだなと思う。
 現代文学と古典の違いは、現代が個性を重んじる時代であるのに対して、近代以前は知性が理想的人間像を追い求めた時代だからだろう。1流になるのは、自分のオリジナリティに依存することから脱しないといけない。

 ホーンブロワーシリーズは、一流の男(紳士)になるために、どう自分を叩き上げていったかという事を具体的に描いている稀有な小説だ。

最後にトイプーのつっくんの写真。

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ところで・・・

春先に気づいたことがある。
コメリのオールドテラコッタシリーズのスタンドカップにヒビが入っている。
その後、5つのカップのうちの3つが続々とヒビが入った。
この形だけ少し弱いのかもしれない。

でもデザインは良いのでパテで修復してディスプレイ用に使いたい。

コメント

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No title

お久しぶりです。
皆さん変わらずお元気そうで何よりです(#^.^#)

洋館庭さんのところはそこまで寒くないと思いますが、我が家ではテラコッタの鉢が寒さでどんどん割れてしまいます((+_+))
水分が凍って膨張するのでしょうか?

No title

良かったーー^^
更新嬉しス♪

Re: No title

ssrg2015さん
ご無沙汰しております。

テラコッタ、やはり冬場の水に弱いですか?
本格的噴水の大理石セメントなんかも
FRPコーティングしておかないと
水がつくと割れるようですね。

玄関タイルも水がかかる部分は徐々に虫食いの
ように割れています。

テラコッタとの付き合いは補修が必須みたいですね~。


> お久しぶりです。
> 皆さん変わらずお元気そうで何よりです(#^.^#)
>
> 洋館庭さんのところはそこまで寒くないと思いますが、我が家ではテラコッタの鉢が寒さでどんどん割れてしまいます((+_+))
> 水分が凍って膨張するのでしょうか?

Re: No title

mimihaさん
ご無沙汰しております。

冬が深まっていくつれ、
意識が庭から遠ざかっていたんですが、
春になってようやく積極的に触り始めました~。

> 良かったーー^^
> 更新嬉しス♪