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人生と言う名の阿弥陀クジ

最近の戦争記事は、ピカッと光って町が消えたというようなまるで天災が起こったような記事が多い。
悲惨さは伝わるが、誰がなぜその爆弾を落としたのか書かれていない。
ある種の宗主国に対する忖度記事であろう。

そんな中にあって、以下の記事・・・・

ジャップと呼ばれた悔しさと悲しさ 強制収容所で生まれ、広島で育ち、米国に生きる私の終戦74年
https://news.yahoo.co.jp/byline/minamiryuta/20190815-00138439/

なかなか良い文章を読ませて頂いた。




この男性は戦後米国の移住し学校に通うが、人種差別国家・米国の学校ではJAPと呼ばれてバカにされ、差別されなくなるためにベトナムを選んだ。

ベトナムでは最前線で、ベトコンを捕獲する役目に従事し、ベトナム戦争の中でももっとも惨たらしい現場を体験した。
帰国後、頭が狂って来て、50年後の今も精神系の薬を飲み続けているそうだ。

ベトナムからの帰還後、PTSDに悩まされる中、家族と離れニューヨークでの孤独な生活を選び不動産業に身を置くもすぐにクビになる。

だがなんとか精一杯に生きて、2年間雇われて働き不動産関係の資格を取得し、100ドルの暗い地下室の事務所を借りた。

その時、この男性は「一生、この暗い事務所で過ごすんだろうな」と思ったと言う。




だが、幸運は突如としてやってくる。1970-1980年代の日本経済の全盛期、米国における駐在員ブーム、不動産投資ブーム。

そこで日本人でありながら米国人でもあるメリットを存分に発揮して、彼はトランプとも何度もディールするような不動産界の大物にのし上がる。




宇多田ヒカルの歌に「人生と言う名の阿弥陀クジはどこへ続いているかわからない。だから、怠け者の私でも毎日働くの」という内容の歌がある。

1個の小さな人間に、経済の動向やビジネスチャンスの到来時期など予想できない。
だが、人生の中には何度も大きなチャンスが巡ってくる。(『チャンスが巡ってくる』ということだけは確かなのだ。)

その波に乗る準備をしておく事が重要なのだ。

そのために日々勉強し、一生懸命働き、向上心を持たなければならない。

ベトナムで「ヒロシマ・ナガサキの被爆者の体験」と同様の地獄を味わった後に、この男性はその準備をやったのである。

このようなへこたれない人を心から尊敬する。

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