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エセックス・ボーイズ

「キングオブギャングスターズ」「キングオブギャングスターズ2」という2本の英国発のギャング映画を見た。

"エセックス・ボーイズ"と呼ばれ、1980年代~1990年代の英国のドラッグシーン(クラブを中心にした薬物蔓延)の英国地方都市エセックスにおける中心人物たちの物語である。

彼らはいずれもサッカーのサポーター(フーリガン)上がりの暴れ者たちだった。


「キングオブギャングスターズ2」の主人公パット・テイトの在りし日

ヤクザ映画と言えば、日本のヤクザ映画とフランスのフィルムノワールである。

それぞれに民族性を反映している。

日本のヤクザ映画はとにかく陰湿。異様に我慢する。とにかく仲間同士で裏切るし、警察にチクる。

一方、フランスのヤクザ映画は、エゴ(己の意志)が強い。密告しないという事が掟。ヤクザ者であることに誇りを持っている。

一方で英国のヤクザ・ムービーの特徴は、"腕っぷしが強い奴が偉い"というおバカなほどの単純さがある。
そして、悪名高いと呼ばれるギャングなのに「ピストル持ってたら警察につかまるぞ」みたいな妙にお上の言う事をよく聞くところがある。
随所に子供っぽさ滑稽さがあるのだ。

英国は階級差がはっきりしているので、労働者階級という枠において"頭カラッポだけど腕っぷしで生きる"という昔ながらの乱暴者の生き方が許されている部分がある。ギャング自身もその枠を出ないのである。

たとえば有名なクレイ兄弟なども、公営住宅に住んでいた。高級車を乗り回せるほどの勢力を持った後も、日本でいう団地から暗黒街に出勤するのだから面白い。




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