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レストアの心理学 ~ 外観の復元が最初

レストア=レストレーション 。日本では主にヴィンテージカーの修復に用いられる言葉。




20代の終わりごろに、1970年代製のある英国車を伊丹市の街の不動産屋の息子の兄ちゃん(私よりも2歳ぐらい上)から譲ってもらった。その時に工具や、レストアのための書籍などもゴッソリと譲り受けた。今でもその時にもらった工具をいくつも持っている。

その英国車は、その兄ちゃんがレストアしたものだったが、その車と過ごした記憶がある意味で車趣味の原体験となり今もその原体験に憑りつかれて、再び同じ車をレストアすることを妄想し、長年かけて実行もしている。




レストアという作業は、膨大にやることがある。この作業を毎日コツコツと楽しんでやることが出来れば最高の趣味になるが、一歩間違えると、人生という時間を吸い取られて結局レストア断念という結果になる事も少なくない。




若い頃には、とにかく機関中枢部(エンジンミッション)を直すのだ。それが出来たら後はどうにでもなると思っていた。

だが今は、とにかく外装・内装の見た目をまずちゃんとさせるのだ。見た目が綺麗になれば、機関中枢部などはプロにまかせることが出来るしどうにでもなると思うようになった。




いくら動く車でもボロボロの車を見ているとテンションが下がる。だんだん「こんなスラム街のゴミ屋敷みたいな車をガレージ置きたくない」「この車と縁を切って、新車のシビックタイプRでもポンと買った方がいいや。」と思えてくる。

だが、ボディがある程度綺麗で、動いてもおかしくないほど磨き上げられた外観をした不動車はそういう心境にはならない。不動でもガレージに置いているだけで楽しく、動けばさらに最高の気分という心境になる。




映画「ベスト・キッド」でも、主人公の少年がカラテを学ぶ過程でミヤギさんにボロ車をピカピカに磨き上げる作業をやらされるシーンがある。

レストアという作業は、車の再生を通じて、それ以上のものを学ぶ良い機会である。

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まずはガスダンパーの交換。簡単なところから手を付けて成功体験を積み重ねる。